熱中症が起こりやすいのは、極端に気温の上がる真夏日とは限らず、暑くなり始めた5月から7月に発症する人も少なくありません。
人間の体には、もともと、環境に順応する力が備わっているため、体は自然に気温や湿度の変化に慣れていきます。
しかし、お年寄りや幼児など順応力の低い人は、気温の変化にうまく対応できません。
極端に暑くなくても、季節の変わり目は要注意です。
人間の体は、汗を気化させることで体温を一定に保っています。
そのため、高湿度の中にいると汗は気化せず、体温のコントロールもしにくくなってしまうのです。
とくに、梅雨時に温度が高くなると、体調を崩しがちになります。