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汗腺トレーニングでベタベタ汗をサラサラに その1

におうのはベタベタの「悪い汗」




 日差しが一段と強さを増し夏本番を迎えると、気になるのが汗、そしてにおいです。満員電車や人込みで汗臭さを感じると、「もしかしたら、私もにおってる?」と気になるものです。



 汗には、「よい汗」と「悪い汗」があります。「よい汗」はサラサラして蒸発しやすく、気になるにおいもありません。「悪い汗」は、ベタベタして蒸発しにくく、いやな体臭の原因になりやすい汗です。


 汗は、水分と、血液中の血しょうに含まれるミネラル類からできていて、ミネラル分が多いか少ないかによって、「よい汗」と「悪い汗」に分かれます。ミネラルをあまり含まないのが「よい汗」、多く含むのが「悪い汗」です。




 どうしてミネラルが多かったり少なかったりという違いが生じるのでしょう?


 体温が上昇すると、血液から水分とミネラル分が汗腺に取り込まれます。このとき、汗腺がうまく機能していると、体に必要なミネラル分は血液に再吸収されるため、水分と少しの塩分だけが汗となって出てきます。これが「よい汗」です。


 ところが、汗腺がうまく機能していないと、ミネラル分は血液に再吸収されずに出てくるので、ベタベタした蒸発しにくい「悪い汗」になるのです。


「悪い汗」に含まれるミネラル分は皮膚表面をアルカリ化して、皮膚にすみついた雑菌を繁殖させ、汗のにおいを強くして体臭のもとになります。



 汗をかいたらなるべく早くお風呂に入ったりシャワーを浴びて、汗と皮膚の雑菌を洗い流し体臭のもとを除いておくことも大切です。すぐにお風呂に入ったりシャワーを浴びることができないときは、固く絞ったぬれタオルで肌を軽くたたくようにして拭き取るとよいでしょう

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