ベタベタして強いにおいのもとになる「悪い汗」は、いくつかの生活習慣が原因です。
肉や脂っこいものが中心の食生活は、皮脂の分泌が高まりベタベタした汗の原因になります。また、人間関係のストレスが多いと、緊張性の発汗が強くなり、ベタベタ汗の原因となります。
さらに、運動不足やエアコンに頼った生活では、汗をかかないため汗腺の機能が衰え、ミネラルを多く含んだままの汗を出しやすくなります。
こうした生活習慣は、できるところから改善していきましょう。
肉中心の食生活は、「悪い汗」のもとになるだけでなく、いろいろな生活習慣病を防ぐ上でも見直す必要があります。肉類は1日3食のうち1回までにとどめ、魚介類、大豆、野菜など、栄養素のバランスを考えた食事に切り替えることです。
ストレスは、できるだけため込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。週に2~3回、適度の運動をする習慣をつければ、ストレスと運動不足の2つを同時に解消することができます。
また、暑いからといって、1日中エアコンのきいた部屋で過ごすのは考えものです。汗腺の機能を高め、体全体によい汗をかけるように、部屋から出て体を動かしましょう。