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免疫力アップ食品で、インフルエンザ予防 その3

免疫細胞の活性化や酸化ストレス除去に役立つビタミン、ミネラル





 

 免疫系のシステムは複雑です。


それぞれの食品成分が、免疫細胞を活性化したり、免疫細胞の機能を低下させる酸化ストレスを除去する働きをしたり、免疫バランスの異常を修復するなど、複合的に作用し、免疫機能を維持・増進させ、感染予防に役立つことがわかっています。





 とくにビタミンA・C・Eは、免疫系を構成するT細胞をはじめとした免疫細胞の働きを高め、体の免疫機能の低下を防ぐことがわかっています。




 また、酸化ストレスを除去する酵素の構成成分である亜鉛やセレン(ミネラル類)をとることで、免疫細胞の機能低下を防ぐこともわかっています。






 ビタミンAはレバーや緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃなど)など、ビタミンCは果物やブロッコリーやピーマンなどの野菜、ビタミンEはアーモンドやピーナッツなど、亜鉛はレバーやカキ、ココア、ごま、大豆など、セレンはイワシやカレイなどの魚、コンブ、大豆などに多く含まれます。





 プロバイオティクスとこれらのビタミン類やミネラル類を日常的かつ手軽にとるには、食事は野菜や魚を中心とした献立を選び、ヨーグルト、果物、ごまやナッツ類、海藻類を加える食習慣をつけることが秘訣です。




野菜不足を感じたら、野菜ジュースで補う方法もいいでしょう。



 なお、乳酸菌やビフィズス菌などプロバイオティクスのエサになるオリゴ糖(糖質の一種)を積極的にとることで、腸内の善玉菌を増やすことにつながります。




オリゴ糖は大豆、とうもろこし、ごぼう、玉ねぎ、にんにく、ハチミツ、バナナ、牛乳などに多く含まれています。






 プロバイオティクス食品、ビタミンA・C・E食品、オリゴ糖食品を上手に組み合わせた、手軽で継続しやすい免疫力アップ食で、感染予防を強化しましょう。

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