無病息災を祈りながら、年神さまといただくお雑煮
お雑煮はもともと、年神さまに供えた食べ物を、新年1番に汲んだ水と、新年の神聖な火で雑多に煮て食したもの。年神さまと一緒にそれをいただき、1年の無病息災を祈ったらしい。
お雑煮が地方によって様々なのは、各地で採れた特産をそれぞれ供物にしていたからなのだ。
水道の水にガスコンロという世の中では、今年1番の水や火にありがたみはないかも しれない。でも、こういうことが当たり前になった21世紀を年神さまに感謝しつつ、 お雑煮をすするのも、何となくいいような。