あなたの[眠りの深さ×時間]は?
睡眠の質は、その時間よりも深さで決まるといわれます。
睡眠の深さは普通4段階に分けられます。
このうち段階1、2は浅い眠り、3、4は深い眠りと分類され、1回の眠りの中でその深さは周期的に変化します。
眠りの総量は、この眠りの深さと時間の乗によって決まるといわれ、多少睡眠時間が短くても、眠りが深ければ「たっぷり眠った」ことになるのです。
一度の睡眠中に深い眠りが規則的に訪れるのが質のいい眠りなのです。
レム睡眠とノンレム睡眠の意味
〈レム睡眠〉
浅い眠りの時、大脳皮質はまだ興奮しています。
その代わり、肉体はし緩してリラックスしています。
そんな状態の人をよく観察すると、寝返り一つ打たずに精神の活動を表す瞳だけが動いているのが分かります。
このような状態をレム睡眠といい、体の疲れを取るには欠かせない眠りとなっています。
〈ノンレム睡眠〉
深い眠りの時は、体はそれほどし緩していないのですが、大脳皮質の活動が鎮まって精神的なクールダウンが行われていると考えられます。
これがノンレム睡眠です。この2種類の眠りがゆったりと交互に訪れるのが、精神と肉体のリラックスとリフレッシュには重要な意味を持っています。