ココロとカラダ
現代の日本はストレス社会とも言われ、バブル崩壊以後景気は停滞し、企業の倒産・合併問題などが絶えず起こっています。
さらには少子化に伴う高齢化社会・年金問題等、日本は数々の問題を抱え先行きの見えない将来に暗中模索している状態です。
このような社会の中で人々は皆心身ともに疲れ切っているのではないでしょうか。
交通機関や情報網の発達により世の中はめまぐるしいスピードで動いており、私たちは自分の心と向き合う余裕をなくしてしまい、いつの間にかストレスを溜め込んだ状態に陥ってしまう可能性が高いのです。
このような事実は、あらゆる情報が処理しきれないうちに氾濫し、社会的発展に伴う環境の悪化により耐えず、ストレスにさらされている状況を避けられない現代においては不可避なのかもしれません。
このような環境下で、現代人のほとんどの方が肩こりや腰痛など何らかの体の症状を抱えているのではないでしょうか。
このように体に疾患を抱える人が多くなった原因はストレスだと言えます。
実はあらゆる病状の原因の8割はストレスに由来すると言われているのが事実です。
要するに、現代人は目に見えない心的ストレスに侵されているのです。 ところが、多くの人はストレスを自覚していないのです。
また、ストレスと身体症状の関連に気が付いていないのです。
要するに、心身の疲れからくる症状を緩和するには体だけではなく心へのケアをしない限り、根本からの対応はありえないのです。
そこで、体に何らかの症状を抱えている方はまず自分の心と向き合ってみましょう。
忙しさのあまりストレスが慢性化し、意識されなくなっていたり、その状態が当たり前になっていませんか?
心の奥の方で本当のあなたは悲鳴をあげているかも知れません。
心が健康であってはじめて体が健康な状態を維持できるのです。
誰もが抱える肩こりや腰痛は、見えないストレスの仕業であることを疑い、心の負担を取り除くことが症状緩和のファーストステップであることを自覚し、自分の心の声に耳を傾けることが大変重要なのです。