歯周病にかかりやすい因子
普段あまり認識することはないが、歯も内臓と同様、私たちの体にとってなくてはならない「臓器」のひとつ。
歯周病にかかりやすいかどうかは、食習慣などに限らず、内科的疾患やストレス・喫煙など多岐に及んでいる。
少しでもこれらの因子をコントロールするように心がけよう。
歯周病にかかりやすい因子
●食生活
●内科的疾患 糖尿病 リウマチなど
●薬物の副作用 ホルモン製剤(更年期障害の治療など)、抗てんかん剤、狭心症の予防薬、免疫抑制剤、カルシウム拮抗薬、抗ヒスタミン剤
●女性ホルモンの影響 妊娠、更年期、思春期
●精神的ストレス
●喫煙
●遺伝的な要因
他にも、歯の形態や噛み合わせ、不良な歯科治療などが因子としてあげられる。
内科的疾患や薬物の副作用が因子としてあがっているのを見て不安になった人もいるかもしれない。
例えば、「糖尿病にかかると、歯周病にもなってしまうの?」というように...。
糖尿病は歯周病を起こす直接の原因ではないが、歯周病を悪化させてしまう因子と考えられる。
糖尿病にかかっている人の場合、歯周ポケットの中の細菌を食べてくれる白血球のはたらきが弱くなってしまうので、短期間のうちに重度の歯周病に進んでしまう可能性が高いからだ。
糖尿病の人は健康な人よりも歯周病予防に気を配る必要がある。
他の因子に該当するものがあった人も、自分の歯周病のリスクが高いことを認識し、日頃から歯の健康についてもケアすることが大切だ。