発がん物質がちまたにあふれる現代社会。
しかし、生活習慣を工夫することによって、がんに対する抵抗力のある体をつくることができる。
以下、具体的な生活改善法をアドバイス。
さっそく今日から挑戦してみよう。
■お酒の飲み過ぎに注意
アルコールは、適量であれば体によいが、限度を超えると肝臓にダメージを与えてしまうだけでなく、 咽頭がん、食道がんの発生率を高めてしまう。
日本酒の場合は1日2合を限度と考えよう。
また、1週間に2日くらいはノンアルコールデーをもうけ、肝臓を休めるようにしよう。
■たばこは吸わないようにする
最も身近な環境汚染源がたばこ。
自分だけならまだしも、煙を吸った周りの人のがんの発生率も 高めてしまう。
突然禁煙が難しいのなら、まず、節煙に挑戦してみよう。
1時間に1本吸う人は、2時間に1本を目指すというように少しずつ調節していくわけだ。
また、スポーツクラブに入会したり映画を趣味にするなど、たばこを吸いながらではできない趣味を見つけてストレス解消していくのもひとつの方法だ。
■男性もUV対策を!
紫外線は皮膚のしみやしわの原因になるだけではない。
皮膚がんの発生率を高めるのだ。
オゾン層の破壊などで、日本でも昔の何倍も紫外線が強くなっているといわれている。
女性だけでなく、男性も子どもも、外に出るときはUVクリームなどの紫外線カット対策をしたほうがよさそうだ。
■適度にスポーツをする
食事によるカロリー過多と運動不足が招く肥満は、ほかの生活習慣病同様、がんにも襲われやすい。
特に、最近日本で増えている、女性の乳がんの原因として危惧されている。
また、下半身や 腹筋力が弱くなると便秘、そして大腸がんにつながることもあると考えられている。
運動といっても激しいものである必要はない。
最適といわれるのはウォーキング。
1日30分くらい速足で歩く「ウォーキング」を続けるだけでも十分効果がある。
■体を清潔にする
皮膚がんや陰茎がんなどは、体を清潔に保つことが予防につながるそう。
当然のことではあるが、これを機に少し意識してみよう。
■規則正しい生活リズムを作る
ウイルスが原因となるがんの場合、体の免疫機能など抵抗力をつけることが、がんの予防にもつながる。
十分な睡眠、規則正しい食事、適度な運動とストレス解消で、常に健康でいられるよう心がけることも大切なのだ。